2019年12月アーカイブ

12月 忘年会@アムステルダム

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忘年会では、いつも会長が例会の為にお宅を提供して下さってるお礼に、花束とカードと食事代を有志の皆さんから贈りました。

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そして、35周年記念の文集も参加者の皆さんに配られました。オールカラーでとても綺麗な文集に出来上がっていて感動しました。文集編集委員の皆さん、ありがとうございました。

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出席者は、会員8人と家族。

「ステーキが美味しいのでLoetjeにしよう」と会長が提案してくださりそこに決めましたが、本当においしかったです。ここにして良かったです。デザートも美味しかったです。

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最後に参加者で恒例の集合写真を撮るのを忘れていたのが残念でした。帰り道で思い出しました。

次回は新年会ですね。今年もお世話になりありがとうございました。良いお年を。

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(報告:C.I. / 編集&写真:M.M.)

書籍「二重国籍と日本」

「二重国籍と日本」

      国籍問題研究会 編  ちくま新書

以下のちくまwebのリンクから、序章と目次がお読みいただけます。

http://www.webchikuma.jp/articles/-/1849?fbclid=IwAR03IEhdjhhhgdN2BphcXiQVxRwAxVAZHkDF4Hx5aIk65TESFiONtgwaWqM

日時、場所:2019年11月10日(13:00 - 15:30)、囲碁会館にて

テーマ: 「親子世代間のコミュニケーション」についてのディスカッション
出席者:
 会員: 8名、うち2名はティーンエイジャーの子供を1人ずつ同伴。
 非会員:6名


 親子世代間のコミュニケーション、特に子どもがティーンエイジャー年代の頃はとかく問題視されて社会的にもとりあげられることがあるが、現代のコミュニケーションの一大特徴はコミュニケーションに影響を及ぼす外的要因とは別に、デジタル・ツールが日常生活に浸透してコミュニケーションの手段やパターンに変化が生じ、親子関係そのものが変わってきていると思われることであろう。
 その実態について少しの感触を得るために事前に会員の皆様に簡単なアンケート(後段付録参照)を送ったところ、部外者の3家族も含めて親10人、子12人からの回答があった。当日には会員のお嬢様方2人のティーエイジャーも加わってのディスカッションとなった。
 先ず最初にコミュニケーション一般を見てみると、アンケートでは親世代も子世代も「実際に会って話す」という項目に例外なく大きな⃝印をつけていた。ディスカッションでも誰もが少なくとも1日に1回は一緒に食卓を囲んで家族で話し合う、それを大事に思っている、というイメージが明らかであった。親は仕事の時間を少し割いても一緒に食事をとるようにしている。話すことは主に学校であったこと、学校の選択について、時には友達との付き合いのこと、試験の点数のことなども話題になる。女の子の方が男の子より良く話す。特に女の子の場合母親が親子の壁を感じないほど何でも話せる関係もある。反面、子の方も親に通じないか全く興味の無いような話題は敢えて持ち出さずに適当に親と合わせる知恵もある。一般に子が話しかけてくるよりは親が問いかけることの方が多い。しかし子供にプレッシャーをかけたくないので成績や点数のことは親としては控えめに、「あまり気にしない」というような姿勢で接する。ティーンエイジャーの子どもの不安感、insecurity感覚も考慮する。学校選びなどでは親は矢張り指導的立場をとる。特に中学生以上の子どもに食卓で携帯を許すか否かが時々問題となり得る。親は食中にスマホをやっている子どもに違和感を感じる。
 次に親子の接触の中でのデジタル・ツール/メディアの存在、その意味、問題点などについて話し合った。今は情報や娯楽の供給源は多様なだけでなく無限にある。そしてこれらは子どもの世界にも満ち満ちている。責任ある親として我々は子どもと一緒にこれらのテクニカル可能性とどう付き合っていくのか。デジタルの誘惑も混乱も無い単純なコミュニケーション構造や親や教師の権威が自明であった時代は終わり、現在は複雑な状況となってきている。

 殆どがWhatsappを使って親子同士でも簡単なメッセージの交換はスマホでやることが多い。学校との連絡もスマホを通してのことが多くなってきている。これは確かに便利であり、親子の顔合わせての会話にとって代わるものでも妨げるものでもなく、便利さのメリットが大きいと親も子の世代も感じている。では1日にどのくらいの時間デジタルと付き合っているのか。親の世代には仕事で1日に7-8時間もコンピューターに付き合っている人もアンケートでは3人ばかりいるが、仕事を除けば親は1-2時間程度、子世代は平均して3時間程度。インスタグラムをやっている子の中には1日5-6時間との答えが12人のうち4人いる。特に子供たちのフリータイム活動でデジタル付き合いが大きな位置を占めている。ゲーム、動画、映画、テレビ、YouTube, K-pop、友達とのチャットなど。スポーツ、外で友達と遊ぶ、音楽、ダンス、工作、読書などデジタルでない活動をあげた子ももちろんあるが、それは個々の何人かにバラついている程度でデジタル関係の活動は子達全員が挙げている。
 かもめの会は全体的にプロフェッショナル志向の高い会員が多いが、その近辺にもデジタル・ツールが日常生活に浸透していることは明らかである。しかし親たちもそれを一概に単にネガティブに考えているわけではない。宿題をやるにも必要な時があるし、また創造性のインスピレーションとなることもある。子達は孤立してデジタルの世界に浸っているのではなくデジタル・ツールが子ども同士の繋がりや交わりを促している面もある。親としてもそれが子どもを将来に導いてくれるという期待もあるし、社会人としての準備ともなることなども認める。親にとっても勉強になることもある。
 ただ親としては矢張り懸念することも多々ある。子どもがデジタル・ツールとの付き合いにあまり批判精神が無く反省も少ない、反省するようなことが減ってきている、インターネット世代は上辺の情報のみに集中し、人との交わりが弱くなるのではないかとの疑問もある。中学校、高校では宿題の量も相当多いので自ずからデジタル遊びの時間も制限されているのは幸いなのかもしれない。アルバイトを積極的にやらせて社会勉強もしてもらうよう指導している親もある。一つの大きな心配は子ども達の視力、聴力が落ちていくのではないかということ、これは社会一般に共通した問題点であろう。
 いずれにしても親はこれらの問題から子を護れる範囲で護る責任があり、同時に親もまた子についていく勉強も必要というのが大体の結論となった。最後に進行係がコメントとして、小中高教育においてしっかりとした「市民教育」をすべき、即ち、デジタル社会における無限な情報の氾濫と道義に関係なく急進するテクノロジー万能の時代において全てに無防備・無頓着に受け身で流されるのではなく、健全な批判精神と判断力を持つ自立的市民を育てる教育が求められることを強調した。                       以上
                                 
                            進行役・報告者 関野美智子
   


付録


アンケート(2019年10月) 結果
回答者:親世代10名。子世代、10歳以下3名も含めて12名

―毎日デジタル・ツールを使う時間。
 親世代:仕事も入れて7-8.5時間というのが3名あるので平均すると3.5時間となるが、それを抜けば平均2時間程度。
 子世代:平均3.5時間。一番長くて5.5時間。
―ツイッター、インスタグラムなどのアカウントを持っているか。
 親世代:一人を除いて皆持っている。
 子世代は「持っている」が7名、「いない」が 5名。
―アカウントを持っていることを互いにどう思うか。
 親世代:それほど重視しない、面白いこともある、まあOK, サイトの内容が時々心配。
 子世代:親は知っている、気にしない、特に悪いことない、ちゃんと話す、どうでもよい。
―友達や家族とのコミュニケーション。
 親世代:全員、「実際に会って話すことが多い」+SNSや携帯のメッセージを送る。
 子世代:全員、親と同じ答え。「その他」という回答は無し。
―フリータイムの使い方。
 親世代:読書5名、映画・スポーツ夫々3名、友達と会う2名。その他、音楽、料理、日曜大工、オンライン講座、インターネットでもの調べ、庭仕事。
 子世代:インターネット7名、友達と遊ぶ6名、ゲーム5名、スポーツ3名、テレビ・音楽夫々2名、読書1名。
―子供に「しなさい」ということ。
 親世代:沢山あり。行動・振る舞い(朝起きなど)について、5名、整理・片付け3名、家事手伝い3名、本読め・楽器レッスンなど、2名。
―親に「しなさい」と言われるものでしたくないこと。
 子世代:部屋整理6名、家事手伝い3名、早起き2名、ネット使用制限1名、特に無し2名。
―子に「ついていけない」と思うことあるか。
 親世代:機器の使い方、覚え方、うまく使いこなせない。スピード、K-pop, ゲーム。子がゲラゲラ笑うこと分からない。子についていこうとも思わない。特に無しという回答も1名。
―親に対して古いと思うことはあるか。
 子世代:「ママの時代は」とか「昔は」と言われる、親はデジに無知、音楽の趣味が全く違う、スマホの使い方(3名)、ユーモアが古い、昔の写真、「外で遊べ!」と言われること。

最後に子世代に対してのみの質問。
―自分はネットが無くても生きていけると思うか。
 必要ではないと答えたのが3名。もし皆が持たないのなら自分も無くても良いと答えたのが1名。多数の回答は「絶対に必要ではないが、あった方が良い、便利、無ければ退屈、無くなることは望まない」で、「やっぱりあって欲しい」という気持ちが明らか。一人、無くても死なないけれど気分が暗くなると答えた子もいた。「自分も学校でもこれは必需品」と思うのが一般のようである。

(進行役、報告:関野 美智子/編集:M.M.)