2021年6月アーカイブ

6月例会(オンライン)・後半
2021年6月13日
テーマ:「新型コロナワクチンについて」
出席者:

0018.jpg様々な種類のワクチン(日本:厚生労働省のサイトより)

オランダで新型コロナワクチン接種が30歳台の人にまで広がっている現在、ワクチンが身近なものになった一方、効果や副作用も気になるところです。先月のコロナ検査方法に続き、素人からみてわかる範囲で新型コロナワクチンについて勉強してみました。
主に日本の厚生労働省のサイトやオランダのRIVM(国立公衆衛生および環境研究所)のサイト、基礎知識ではWikipediaも活用しました。

最初は、主に教科書的なことを話して、質疑応答はなし(力不足)、ワクチン懐疑論もなし(とらえどころがなさそう)、のつもりでした。
実際に手をつけてみると、なんて奥深い世界! どれだけたくさんの試行錯誤や経験や知識が詰まっているのか想像もつきません! より多くの人が健康に幸せに生きていくために、関わった人たちの使命感や情熱もおそらく詰まっているんでしょう。
こんな深い世界を簡潔に説明するのは難しい。だからオランダでも日本でもQ&Aの形で情報提供されているんだと思いました。

プレゼンの本体の内容はこんな具合になりました。

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  一般的なワクチンについて
  新型コロナワクチンについて
  ワクチンの効果について
  ワクチンの副作用について
  妊娠、授乳とワクチン
  (過去の)感染とワクチン
  その他の Q&A
  基礎知識 Wikipedia などより
    COVID-19ワクチン、ワクチン有効性、mRNA ワクチン、Vector ワクチン、
    ADE(抗体依存性感染増強)、免疫記憶

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Screenshot 2021-06-06 at 18.39.38.png

mRNAワクチンの働き方(Wikipedia,Jmarchnさんの図より)

これらをまとめていたある日、ワクチン懐疑派のチラシが目に止まりました。読んで調べていくと、こちらもまた丁寧に調べてあって、そして真面目に心配しているんだろうと思いました。
これら懐疑派の言い分についても、できる限り検証してみました。いくつかの見解が政府や医療側と異なっていました。いくつかの部分では、危険や効果の程度が想像しにくく、あるいは誤解を招きそうな部分もありました。
大きな隔たりは、新型コロナウィルスが危険かどうか、ワクチンの効果があるかどうか、ワクチンが人の遺伝子を書き換えるかどうか、また重大な副作用が起こったときに補償されるかどうか、という部分でした。

別々の見解を持っている人たちの間で、説明する、言い分を聞く、話し合う、こういうのは際限のない労力と辛抱になるのかもしれないけれど、やる価値はあると思ってます。

こんな「果てしない」話につきあって下さった皆さん、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
それから記録を取って下さったK.Y.さん、ありがとうございました。


<参加者のコメント>

―イギリスでは緊急事態のレベルがイエローからオレンジになり、これまで開発されているワクチンでは効かないインドの変異型ウィルス「デルタ株」のコロナウィルスへの感染件数の増加により、第4波が来ている。「デルタ株」の感染力は1,8倍。
集団免疫率が高いにも関わらず、4種のワクチンでは対応できていないことに懸念している。

―イギリスではアストラゼネカのワクチンを主に打っていた。予防効果が65%であるのも影響しているのか? いずれにしても今後も注意が必要。これからも変異株が出てきて4種のワクチンでは対応できない可能性は考えられる。状況によって、日本に帰国したときにまた急に入国拒否されることもまた起こり得る。
(注:イギリスでは初めはファイザーとアストラゼネカが多く使用されていた。現在は30歳未満はファイザーとモデルナに限っている。)

―長距離移動の制限は対策として有効だと思う。

―数年前までは集団で海外旅行するのも普通だったが、今は集団移動の制限も必要。

―接種後のデータがまだ取れていない。この先コロナウィルスに対してインフルエンザのように毎年予防接種を受けていくことになるかもしれない。

―新型コロナワクチン接種によって集団免疫の率が安全に達したとしても、他の感染病、例えば院内感染を引き起こす抗生物質への耐性菌も大きな問題。

―抗生物質とワクチンとは違うものだが、人間の抗体を記憶する細胞で一生記憶するものと薄れていくものがある。どれくらいもつかはこれから決まってくる。スパイク蛋白の違うタイプが出てくるのが怖い。

―コロナのワクチンを受けたら花粉症の症状が消えたというケースをふたりから聞いた。(会員も含めると3件)

―針葉樹林の花粉が出回っているはずなのに、目ヤニはまだ出るが、ワクチン接種した1時間後に鼻水が出なくなった。ワクチン接種によって体の免疫システムがアレルゲン物質にかまっていられなくなったのか? 2回目でこの現象が消えないように願っている。

―ワクチン接種後、副作用が全くなかった。

―1回目のワクチン接種後下痢の副作用が出て3,4日間続いたので、2回目は嫌だなというのが正直な気持ち。
日本の同僚がインド型に感染し10日間高熱が出て地獄の苦しみだったが、漢方薬を飲んだら症状に効いた。(詳細はメールにて)

―オーストラリアの研究グループにより、イベルメクチンが新型コロナウイルスの増殖抑制に効果的という研究結果が発表されたらしい。
イベルメクチン:2015年のノーベル医学生理学賞を受賞した大村智氏が土壌の微生物から分離したアベルメクチンという物質からできた薬。当初はウシなど家畜の寄生虫感染症に効く薬として開発されたが、その後ヒトの寄生虫感染症にも効果があることがわかり、ヒト用のイベルメクチンが開発された。

 (Yahoo!ニュース2020年4月8日付の記事より:
  新型コロナ感染症:ノーベル賞を受賞した日本発の治療薬「イベルメクチン」が救世主に?(石田雅彦) - 個人 - Yahoo!ニュース )
   https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20200408-00172075/

  編集注:英Guardian誌にイベルメクチンの研究報告についての疑惑が掲載されました。2021年7月15日付

  Huge study supporting ivermectin as Covid treatment withdrawn over ethical concerns

  新型コロナウィルスに効果があるかどうか、現在も調査中です。

  イベルメクチン 興和、コロナ治験実施へ 2021年7月2日 化学工業日報

―ワクチン接種するか否かについては、天真爛漫に一般論を信じている。集団免疫が高まって、正常な元の生活の戻ることができるのを願って、周りのみんなに接種を奨励している。

―友人がコロナウィルスに感染し、一回目のワクチン接種の時に、保健所の人に「二回目を打つ必要はないですよ」と言われたとのこと。
今回「ワクチン懐疑派の言い分」について一番興味があった。コロナウィルスに関する体験談はこれからも続いていくと思うので、今後もかもめの会で勉強していきたいと思う。

―明日が一回目のワクチン接種の日で不安な気持ちもあったが、今回新型ウィルスワクチンについて詳しく知ることができて、怖くなくなった。周りにワクチン接種について迷っている人がいたら受けることを勧めたいと思う。

―自分も明日ワクチン接種を受けに行くことになっている。怖い気持ちもあり、日頃から自分でワクチンに関する情報を読んでいた。十分納得したわけではないが、受けないといけない。今日例会に参加して、もう少し、ワクチン接種を受けてもいいなという気持ちになった。

―今回新型ウィルスワクチンについて調べてまとめたことが、自分の勉強にもなった。自分はワクチン接種の推進派ではあるが、懐疑派との隙間が埋まっていってほしい。歩み寄り話し合う可能性が広がっていってほしいと思う。

(報告:M.M. / 記録:Y.K.)

5月例会(オンライン)・前半

2021年5月16日

テーマ:「新型コロナウィルス検査法について」

出席者:

Screenshot 2021-05-10 at 22.24.53.png(図はLCI(RIVM)の採取法 より)

「新型コロナウィルス検査法について」

サンプリング(検体採取)から各種の分析法まで、オランダと日本の方法を比較してみました。

分析法はPCRを使った遺伝子増幅法や抗原-抗体反応を用いた簡便な方法など、日蘭の差はほとんど見られなかったのですが、サンプリングは意外に大きな違いが見られました。これは入手しやすい採取用具の違い、どの検体を良しとするかの判断、1本の綿棒で別の場所を拭うことの是非によるものでした。

Screenshot 2021-05-11 at 13.02.02.pngStructure_of_antibody_molecule.jpg(上:PCRによる遺伝子増幅法の概略図 / 下:抗体の構造 Wikipediaからの図)

変わった検査では、呼気からコロナウィルス由来の成分を検出する装置もあり、検査風景はユーモラスですらあるのですが、真面目に世界中で開発されていました。

(報告:M.M.)

4月例会(オンライン)

テーマ:「健康食/普段から健康のために気を付けていること」

2021年4月11日

出席者:10人

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テーマは健康食。普段から参加者の皆さんが健康のために気を付けていることについてお話を伺いました。

食事について皆さん共通していたのは、バランスのよい食事生活を目指すこと、肉を控えて、野菜や果物を多くとり、ヨーグルト、みそ、麹などの発酵食品を食べるようにしているということでした。(肉については、ビフテキなど脂肪分の低いものだと貧血対策にも。)

Appで栄養やカロリー計算している方もいました。

カロリーSlism - 栄養成分/カロリー計算

カロリーslismは豊富な食品の詳細な栄養成分を見ながら分量を指定してカロリーを知ることができる計算機:元気な生活のための最適なツールです.

calorie.slism.jp

また、コロナ規制でリモートワークや家に居る時間が長くなり運動不足になりがちですが、皆さん以下のような運動を取り入れていらっしゃいます。

ーウォーキング

ーコンピューターワークの合間に1時間に1回立って歩く(足を90度くらい持ち上げる気持ちで)

ースクワット(お風呂のお湯をためている時間に)

ーお相撲さんのように四股を踏む

ー音楽を聴きながら1時間エクササイズ♪

―ラジオ体操

ー自力整体

DVDで覚える自力整体 | 矢上 裕 |本 | 通販 | Amazon

そして、血液検査や健康診断についての話題も上がりました。血液検査についてホームドクターに頼むときに、自分の体調不良や症状について、また親に持病があるため自分の体についても調べたいなど、はっきり伝えることが大事だそうです。年に1、2回、定期的に血液検査を受けているという方々もいらっしゃいました。

健康診断は、会社を通してされる方、日本で受ける方、健康診断は特にしていないという方など様々なようです。

オランダで日本人向けに健康診断を行っているクリニックもあります。

以上、ご報告とさせていただきますが、もしも内容に間違いなどありましたらお知らせください。

皆さまから健康に生活するための情報をたくさんいただけて嬉しいです。

ありがとうございました!

ロックダウンはもうしばらく続きますが、皆さまとご家族のご健康をお祈り申し上げます。

(世話人、報告:Y.K.)

3月オンライン例会 宗教について

3月例会(オンライン)
テーマ:「宗教について」
2021年3月14日
出席者:13人

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3 月は「宗教」をトピックにあげ、会員のみなさんの宗教観、宗教にまつわるお話をお伺いしました。
ほとんどの日本人は無宗教という感覚だと思いますが、改めて掘り下げてみると、祭事や儀式を通して人生のどこかで宗教と触れ合うことがあったり、ご自身や家族の宗教観をきっかけに深く考える機会があったりと、みなさんそれぞれストーリーをおもちだということが分かりました。2時間にわたって様々なお話をお伺いし、無宗教というスタンスにあるからこそ、自由に語らうことができるという側面もあるのではと思いました。

その他、日本&海外の宗教癒しスポットも話題に上がりました。
●デュッセルドルフの寺院
https://www.eko-haus.de/ja/
●仙台の瑞鳳殿や松島の瑞巌寺などカラフルな桃山建築は、雪のときに見るといいです。
●千葉県にある崖観音(大福寺)
いったことはないのですが、一応次回の日本滞在中に行きたいスポットとしてリストに入れている神社があります。
http://www.gakekannon.jp/about03.html
●Santa Maria degli Angeli
スイスにある天空の教会と呼ばれる標高 1970mにある教会です。
https://www.myswitzerland.com/nl-nl/interesses/monte-tamaro/

以上です。
その他、ご出席いただいた皆さんのご実家の宗派もお伺いしました。様々な仏教宗派に分かれているのがおもしろかったです。これだけ宗派が違うというのは、とりもなおさず、みなさんのご出身地が違うからだと思います。日本にいたなら絶対お会いする機会はなかっただろうと思うと、不思議な縁を感じました。と、仏教的な考えで報告を締めたいと思います。

(世話人、報告:S.M.)